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2019年08月12日

日本航空123便墜落事故から34年、技術者が学ぶこと

今日は「山の日」でもありますが、34年前の御巣鷹山で日本航空123便墜落事故の日でもあります。単独機で世界史上最悪の死者数を出す航空事故です。520名の命が失われました、ご冥福をお祈りします。

重要な過去とは同じ過ちを繰り返さないように学ぶことです。

調べると圧力隔壁の破壊が引き金となっています。事故の7年前の尻もち事故を起こした時の修理ミスが原因とのことです。

修理はミスではなく「手抜き」にしか見えない。強度が半分失われた状態になっている。

しかもその部分が隠蔽されているため第三者がチェックができなかったことは理解できます。その後修理の途中段階を確認する中間検査を導入したようですが、それは100%ではないため、性善説による信頼に依存する部分は依然として大きいと思います。

無知がゆえに手抜きをしたのか、確信犯なのか、それは分かりません。作るのは簡単でも手直しや修理で何が重要で何が重要でないのか、という判断は設計意図を理解している人にしか判断できない。

建築では分業に理より発展してきましたが、マイナス面もあります。外注、多重請負、監理の分離、特許、大臣認定等は信頼を基に成り立っています。専門家からすると1+1=1 的な簡単な誤りが分業分野数が多くなるにつれて不透明になり、確認が難しくなっているのかもしれない。

写真
https://ameblo.jp/boumu/entry-12299110500.html
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並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp


日本航空123便墜落事故から34年、技術者が学ぶこと



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Posted by 並里義明建築研究所 at 19:41│Comments(0)雑談
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