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2021年01月30日

日本建築と黄金比の発見

日本建築では西洋の黄金比に対して白銀日が多用されていると聞きます。私は今まで黄金比に関するものを色々見てきたのですが、黄金比に近いだけで黄金比だとこじつけで意味付ける危険な扱いが多い。絵画構図などは感覚からきているので黄金比は後付けが多い。昔の人はそこまでこだわっていないので現代人がそう決めつけたのかと思います。


日本建築で黄金比が無いわけでは無いと思うのですが、無いと断言もされていません。しかしあまり聞いたことがありません。日本建築で使われていると言うからにはその比率算出根拠が明確な秩序(オーダー)からきている必要があります。建物の幅と高さに関しては偶然の可能性も十分考えられ、数多く同じものが無ければ明確にその比率が使われていたと言い切ることができないと思います。

日本の寺院建築には組物とよばれ、大斗(ダイト)、肘木(ヒジキ)、斗(マス)があり日本建築に多く存在しているものでその部位に黄金比を発見してしまいました。

比率は正5角形を利用した五角枡(ゴカクマス)の法と言うものを利用した江戸時代のものだそうです。

組物と黄金比の関係の記述は殆ど見つかりません。しかし正五角形を利用しているということは必然的に黄金比が登場します。正五角形は鳥肌が立つほど黄金比だらけです。建物と横の比率がどうたらは非常に曖昧ですが、幾何学的に正五角形を使用している組物の比は黄金比となります。

斗の底面と上面の辺の比が黄金比という「幾何学的に」明らかな事実となります。

あまり記載が無いのでそこまで研究されていないのか江戸時代以前がどうだったかが気になるところです。


日本の寺院建築の分かりやすい動画
https://www.youtube.com/watch?v=IGnAp0xs8Bs

写真
影国社建築大辞典より「ごかくます」


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp

日本建築と黄金比の発見



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Posted by 並里義明建築研究所 at 02:06│Comments(0)AYN建築デザイン的観点
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