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過去の記念動画連続再生

2021年12月12日

過去最悪の竜巻。耐えられる家とは。

12月12日 アメリカで30個以上の竜巻が発生し、過去最悪の被害になっています。犠牲者は100人以上に上る恐れが出ていて、被害を受けた地域は風景が一変しました。

https://www.youtube.com/watch?v=38QmmfHjE8Q

心が痛いです、ご冥福をお祈りします。

竜巻のスケールにはアメリカで考案された藤田スケール(F0~F5)や日本版改良藤田スケール(JFE0~JFE5)と言うものがある。
https://shizen-hatch.net/2021/09/21/tornado/

JFE最高クラスでは鉄筋コンクリートの建物についている窓やベランダ手摺等の変形等が挙げられている。

たまに誤った表記で鉄筋コンクリート建物の変形と記されているものもあるが、私自身は聞いたことが無い。しかし無駄に風を受けるような形状をしていた場合は危険かもしれない。

鉄筋コンクリートなら飛ばないと言う意味では無いことに注意が必要。最高レベルではまず木造は耐えられない。そして地面と接しているコンクリート板は根入れが浅いため根こそぎ持ち上げられた事例がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1601K_W2A510C1000000/
地震や津波では柱を強固にホールダウン金物で基礎につなぐことが浮き上がりを防ぐとされるが、竜巻の場合にはその金具が強固なため基礎まで持ち上げるという皮肉な状況。

鉄筋コンクリート造でもサッシが破壊されるおそれはあるが、倒壊している例は聞いたことが無い。スケールでも変形とも記していないため、ローコストで根入れを浅くする等した極端な構造でない限り、鉄筋コンクリート造が竜巻に対しては最も安全な建物と言えるかもしれません。


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp
※工事による迂回ルートのお知らせ。
http://namizato.jp/posts/post3.html


過去最悪の竜巻。耐えられる家とは。




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Posted by 並里義明建築研究所 at 19:24│Comments(0)雑談
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