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2021年12月19日

リチャード・ロジャース氏 死去

少し古いかな建築を好きであれば知っていると思われるイギリスの著名建築家リチャード・ロジャース。イギリスでも東京でも彼の作品を見た。
機能に必要な、空間に必要な構造浮きだすような手法は建築キッズの心を掴んだ。
機械的、メカニック的な建築の新しい方向性を探していた一時代の代表。
ご冥福をお祈りします。

ニュースを見ると、国立競技場の審査員にも携わったと、現在の新国立競技場の写真が映し出された。

新国立競技場は問題無く立派な建物で、去った話でもあるがロジャース氏と亡くなったザハ氏のために。

あたかも、氏が望んだような報道は少し首をかしげる。
つまり、白紙撤回は日本は国際レベルの建築プロモーターとしての評価を失うと、懸念していた。

以下にロジャース氏の読み上げた声明全文:***************************

新国立競技場のために選出された建築家審査員として、この時期にザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)案が中止されることに関する懸念を表明したいと思います。

日本が今、国際審査員の選定した現代で世界最高位の建築に怖気づくことは、2020年の東京オリンピックスタジアムのクオリティを劣らせるだけではなく、日本の国際的な信頼と国際レベルの建築プロモーターとしての評価にダメージを与えることになります。

大規模なプロジェクトには常にチャレンジが伴います。しかし、建築家とクライアントは共に解決に向け働き、コストや他の問題からデザインの変更が余儀なくされるのなら、ZHAチームは快くそれに応じるでしょう。

私は2004年のロンドンオリンピック・パークのアクアティクス・センターの審査員共同議長を務め、これをZHAが受賞しています。この時も数多くのデザイン変更を強いられましたが、現在では人々に愛される象徴的な建築になっています。

********************************************************************終わり。

参照元:http://lillaminae.blogspot.com/2015/08/richard-rogers-speaks-out-against.html

写真 2009年、ロイズ・オブ・ロンドンで撮った写真。
1986年竣工で改修前でもメンテも行き届き状態が良かった印象。
エレベータは外部に設置され、ガラスステンレス部品など目新しいく隅々までデザインされていて圧巻。
2010年改修情報
https://xtech.nikkei.com/kn/article/building/news/20140207/650791/


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp
※工事による迂回ルートのお知らせ。
http://namizato.jp/posts/post3.html

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Posted by 並里義明建築研究所 at 22:01│Comments(0)AYN建築デザイン的観点
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