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2022年08月28日

規矩術 中勾の返し勾配 証明 

問題
C1, C2を中心とする円があり、それぞれ円周上にa, e, C2そして b, dがある。
a, C1, b, cは直線状に位置している。
その直線は線分peと直行していてC1で交わる。
p, C2, d, c は直線状に位置している。
その直線は線分C1C2と直行していてC2で交わる。

この時θ1がθ2と等しいことを示しなさい。

いきなりでしたが^^解答は後日^^
難しいことで知られる規矩術です。久しぶりに復習しました。こういうのは体で覚えるので習得には至っていません、知っている程度。

基本的なものは理解できたのですが、中勾の返し勾配は隅部で広小舞や鼻隠しの軒先からの見付切断角度に該当します。

算出方法や該当する辺を説明しているものはあれど、何故θ1とθ2が一致するのか分かを説明しているものがありませんでした。
https://youtu.be/yq6Sk9leNSE?t=1133
動画でも解答は示されていませんのでお楽しみください。

時間はかかりましたが導けました。中学幾何学問題です^^

具体的に図が建物のどの部分かを理解するには時間がかかるので幾何学問題としてお楽しみください^^

指矩を使った規矩術が幾何学的に難しくても、簡単に角度を知ること無く納まる線を引くことができる。

当初証明できない、または近い近似値と思い、CADで確認、小数以下まで一致したので驚愕しました。数学的に証明できる、これが規矩術の魅力かもしれません。しかし証明は難解。この角度は基本的なものの中では一番難しいのですが、これよりも複雑な角度もあり、とても興味深い。



並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp

規矩術 中勾の返し勾配 証明 




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