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2015年07月16日
スタイリッシュなロンドン
ロンドン・アイ
ロンドンがスタイリッシュな建築デザインで優れていることは以前説明したがこのロンドン・アイを見た時それを一層強くさせた。
ロンドン・アイは現在はスポンサー契約でコカコーラ・ロンドン・アイになっている。1999年からシンガポールに破られる2008年までの間直径は135mと世界一を誇っていた。驚くのはその直系の大きさの割に材料が少ないと言うこと。自転車のスポークの原理で常にスラスト水平位置にある弦が抑えたアーチのような原理である。さらに、ロケーションがこの観覧車をより非現実的にさせている。この車輪より向こう側はテムズ川になっていてこの車輪は岸壁より3mほど川へせり出し、その向こう側には支柱が無いのである。手前の2本の対岸側へ傾いた柱のみで支えている。その転倒を防ぐために手前に引張材を入れているが、見たこともない支え方。建築家に依頼したこともあり、乗り物まで簡単に済まそうという気配が無い。乗り物は卵型でガラス張り、高級感ある仕上がり。さすがロンドンといわせる作品と呼べる観覧車だった。シンガポールに世界一の座を奪われたもののデザイン性も兼ね備えたロンドン・アイはまだその王者の風格を持っている。
Commented by 並里義明建築研究所/ AYN
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ロンドンがスタイリッシュな建築デザインで優れていることは以前説明したがこのロンドン・アイを見た時それを一層強くさせた。
ロンドン・アイは現在はスポンサー契約でコカコーラ・ロンドン・アイになっている。1999年からシンガポールに破られる2008年までの間直径は135mと世界一を誇っていた。驚くのはその直系の大きさの割に材料が少ないと言うこと。自転車のスポークの原理で常にスラスト水平位置にある弦が抑えたアーチのような原理である。さらに、ロケーションがこの観覧車をより非現実的にさせている。この車輪より向こう側はテムズ川になっていてこの車輪は岸壁より3mほど川へせり出し、その向こう側には支柱が無いのである。手前の2本の対岸側へ傾いた柱のみで支えている。その転倒を防ぐために手前に引張材を入れているが、見たこともない支え方。建築家に依頼したこともあり、乗り物まで簡単に済まそうという気配が無い。乗り物は卵型でガラス張り、高級感ある仕上がり。さすがロンドンといわせる作品と呼べる観覧車だった。シンガポールに世界一の座を奪われたもののデザイン性も兼ね備えたロンドン・アイはまだその王者の風格を持っている。
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Posted by 並里義明建築研究所 at 14:25│Comments(0)
│AYN建築デザイン的観点