AYN:

避難指示解除区域の中には6年目でようやく解除になった地域もあります。解除になってすぐに戻った方々は極稀で1％程度だと言います。静かでありながらも賑わいのあった村はまだ不気味でとても気の毒だと思いました。

そんななか「世界ふしぎ発見」で青ヶ島が紹介されていました。この島は噴火の火口部分が島となっていて。230年前噴火が起き、島民全員が別の島に移住したそうです。一見危険でだれも住むことが無いように思える島でも40年後の次世代に島民が戻ってきて、立派に生活を営んでいる様子が紹介されていました。

青島は活火山で決して安心とは言えなくてもその土地に戻る人々がいるのを見て、時間はかかるけれど福島きっと元通りになるのだと思いました。

6年という時間は長く、特に定年をまだ迎えていない方々は子供や職場など新しい社会的繋がりができた安定をすぐには戻すことができないのだと思います。青ヶ島を見て思ったのは皆心のどこかに故郷を想い、忘れていないということです。時間はかかるけれどゆっくりと元の町に戻っていくのだと思います。

原発の問題点
原発は安全というけれども、安全に稼働したとしても「核のごみ」を10万年管理することはほぼ不可能だと思われます。そもそも1万年も続いた文化、国家が存在したのでしょうか。第三の資源として開発が進んでいたメタンハイドレード、原油の価格で開発があまり進んでいないと言います。いずれにしても温室効果ガスの問題もある以上。太陽光や水力、地熱の活躍が望まれますね。

---並里義明建築研究所/ AYN---
http://namizato.jp