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2023年06月27日

松原市民図書館_大阪


●松原市民図書館
設計:MARU。architecture+鴻池組
賞を受賞しているのがうなずける建物でした。
古き良きコンクリート時代の匂いがする建物ですが空間構成が徹底的に捻られていて見せ場の多い建物でした。
この様な複雑な形態には複雑な納まりの検討を要し、コストがかなり膨れ上がるのだけれど、加工に手間を要さない材料を選んでいて容易に納める工夫がなされていた。
設備のパイプスペースが直接目視でき、保護も簡易で更新も容易。PSをわざわざ壁で囲う必要があるのか?と考えさせられる^^
室外機随所に隠されていて探すのが楽しかった。
屋上テラスに出てペントハウスを見るなり、素朴な材料が採用されていて、徹底的な割り切りが見て取れた。

建物も凄いのだけれどその立地も凄い。コンセプトからきているようですが、敷地が池と言うのでしょうか、建物には犬走的な場所は無く陸から切り離され水で囲まれている。入口に通じる橋を渡るしかない。普通の陸地に建てるのとは訳が違う。

建築は流行りに乗る傾向が多い中、ここまで創造を貫いて建てられた建物は久しぶり^^
今回の視察研修の最後の場所でしたが、想像以上に楽しめた建築でした。外壁の質感と言い。昭和の市民会館を思い出す^^


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp


松原市民図書館_大阪



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Posted by 並里義明建築研究所 at 17:49│Comments(0)令和5年視察研修旅行
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