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2015年12月11日
ローンの基礎
家を建てる時に人生で初めてローンを経験される方も多いと思います。少しローンについて基本的な話をします。
一般的に現金で払えるなら間違いなく現金で払った方が良いです。わざとローンにして資産を維持し株主安心のような話はありません。
ローンの回数
借りたお金を月々に返すのが基本。住宅ローンだと35年で420回払い等がある。
元金
借りたお金を単純にローン回数で割った額です。
元利
元金に金利に応じた利息を付加した額で、基本的に元利を毎回返済することになるのです。
金利、年利、月利
金利3%とか良く見ますがだいたい年利の事を指し。月利は12で割り0.25%となります。しかし住宅ローンは返済回数が多いので年間まとめて一回として年利で概算します。
金利って?
金利0%だと100万円を10回ローンとしたら利息が無いので10万円を10回払うと完済。この時元金、元利ともに10万円となります。
金利10%だとします。
元金は前回と同じです。しかし金利による利息が返済できない残りの残高に対してかかってくるのでその利息分を元金に付加し元利となります。(済みません少し回数と額にずれがあります。)
回数 / 残高 / 利息
1 / 90 / 9
2 / 80 / 8
3 / 70 / 7
4 / 60 / 6
5 / 50 / 5
6 / 40 / 4
7 / 30 / 3
8 / 20 / 2
9 / 10 / 1
10 / 0 / 0
回数 / 元金 / 利息 / 元利(返済額)
1 / 10 / 9 / 19
2 / 10 / 8 / 18
3 / 10 / 7 / 17
4 / 10 / 6 / 16
5 / 10 / 5 / 15
6 / 10 / 4 / 14
7 / 10 / 3 / 13
8 / 10 / 2 / 12
9 / 10 / 1 / 11
10 / 10 / 0 / 10
これが元金均等と呼ばれるものです。何故ならば元金が常に10万円となっているからです。返済額は利息によって変化します。説明もしにくい。
そこである頭の良い人は思いつくのです。元金の分割の仕方を調整し、おしり部分を上げるように分割すれば返済額を一定にできるのではないかと。分割方法は数学的に難解で指数も絡む数列を解くことで得られる。この時元金は10万円と一定ではなくなるのです。
回数 / 残高 / 利息
1 / 93.73 / 9.37
2 / 86.82 / 8.68
3 / 79.23 / 7.92
4 / 70.88 / 7.09
5 / 61.69 / 6.17
6 / 51.59 / 5.16
7 / 40.47 / 4.05
8 / 28.25 / 2.82
9 / 14.80 / 1.48
10 / 0.00 / 0.00
回数 / 元金 / 利息 / 元利(返済額)
1 / 6.27 / 10.00 / 16.27
2 / 6.90 / 9.37 / 16.27
3 / 7.59 / 8.68 / 16.27
4 / 8.35 / 7.92 / 16.27
5 / 9.19 / 7.09 / 16.27
6 / 10.11 / 6.17 / 16.27
7 / 11.12 / 5.16 / 16.27
8 / 12.23 / 4.05 / 16.27
9 / 13.45 / 2.82 / 16.27
10 / 14.80 / 1.48 / 16.27
とりあえず16.27万円の10回払いです!
これが元利均等です。
この計算のややこしさもローンはお任せみたいな気持ちにさせてしまいます。そして毎回同じ額の方が分かりやすく計画を立てやすいという心理を突いています。
おもしろいのが100万円を借りた後の支払い総額です。
元金均等145万円
元利均等162.75万円
17.75万円の差が出ます。この差は回数、利息によっても変化します。
ローンにはこの二つ方式があることを覚えましょう^^
一般的に現金で払えるなら間違いなく現金で払った方が良いです。わざとローンにして資産を維持し株主安心のような話はありません。
ローンの回数
借りたお金を月々に返すのが基本。住宅ローンだと35年で420回払い等がある。
元金
借りたお金を単純にローン回数で割った額です。
元利
元金に金利に応じた利息を付加した額で、基本的に元利を毎回返済することになるのです。
金利、年利、月利
金利3%とか良く見ますがだいたい年利の事を指し。月利は12で割り0.25%となります。しかし住宅ローンは返済回数が多いので年間まとめて一回として年利で概算します。
金利って?
金利0%だと100万円を10回ローンとしたら利息が無いので10万円を10回払うと完済。この時元金、元利ともに10万円となります。
金利10%だとします。
元金は前回と同じです。しかし金利による利息が返済できない残りの残高に対してかかってくるのでその利息分を元金に付加し元利となります。(済みません少し回数と額にずれがあります。)
回数 / 残高 / 利息
1 / 90 / 9
2 / 80 / 8
3 / 70 / 7
4 / 60 / 6
5 / 50 / 5
6 / 40 / 4
7 / 30 / 3
8 / 20 / 2
9 / 10 / 1
10 / 0 / 0
回数 / 元金 / 利息 / 元利(返済額)
1 / 10 / 9 / 19
2 / 10 / 8 / 18
3 / 10 / 7 / 17
4 / 10 / 6 / 16
5 / 10 / 5 / 15
6 / 10 / 4 / 14
7 / 10 / 3 / 13
8 / 10 / 2 / 12
9 / 10 / 1 / 11
10 / 10 / 0 / 10
これが元金均等と呼ばれるものです。何故ならば元金が常に10万円となっているからです。返済額は利息によって変化します。説明もしにくい。
そこである頭の良い人は思いつくのです。元金の分割の仕方を調整し、おしり部分を上げるように分割すれば返済額を一定にできるのではないかと。分割方法は数学的に難解で指数も絡む数列を解くことで得られる。この時元金は10万円と一定ではなくなるのです。
回数 / 残高 / 利息
1 / 93.73 / 9.37
2 / 86.82 / 8.68
3 / 79.23 / 7.92
4 / 70.88 / 7.09
5 / 61.69 / 6.17
6 / 51.59 / 5.16
7 / 40.47 / 4.05
8 / 28.25 / 2.82
9 / 14.80 / 1.48
10 / 0.00 / 0.00
回数 / 元金 / 利息 / 元利(返済額)
1 / 6.27 / 10.00 / 16.27
2 / 6.90 / 9.37 / 16.27
3 / 7.59 / 8.68 / 16.27
4 / 8.35 / 7.92 / 16.27
5 / 9.19 / 7.09 / 16.27
6 / 10.11 / 6.17 / 16.27
7 / 11.12 / 5.16 / 16.27
8 / 12.23 / 4.05 / 16.27
9 / 13.45 / 2.82 / 16.27
10 / 14.80 / 1.48 / 16.27
とりあえず16.27万円の10回払いです!
これが元利均等です。
この計算のややこしさもローンはお任せみたいな気持ちにさせてしまいます。そして毎回同じ額の方が分かりやすく計画を立てやすいという心理を突いています。
おもしろいのが100万円を借りた後の支払い総額です。
元金均等145万円
元利均等162.75万円
17.75万円の差が出ます。この差は回数、利息によっても変化します。
ローンにはこの二つ方式があることを覚えましょう^^
Posted by 並里義明建築研究所 at 16:24│Comments(0)
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