AYN:

今日は4年に1度のうるう年と呼ばれる年です。通常2月は28日までですが、その年の2月は29日までとなります。つまり4年に一度しか2月29日は無いのです。その日に生まれた人はどうなるの？日本国では29日に生まれた人は2月28日24時に生まれたことになるそうです。

うるう年は4年に1度ではない？！
うるう年の定義は
●西暦年が4で割り切れる年は閏年
●ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年
●ただし、西暦年を900で割った余りが200または600になる年は閏年
とただし書きによりかなりややこしい。2000年は2番目のただし書きでうるう年ではないようですが3番目のただし書きによってうるう年となっていました。

1年って何？365日。1日って何？24時間。
人は時間を定義して待ち合わせやリズムを作るなどして時間軸のインフラとも呼べるものを整備しました。365日や24時間は人の都合の良い尺に当てはめているに過ぎない。

その尺度を外すと1年365日でいいけれど理想は地球が太陽を一周する時間で人間の尺度で正確に言うと365.242199日となります。言い換えれば理想の1年は地球が太陽を365.242199回見る必要があるわけです。暦上の1年は太陽を365回見ることで正月を迎えることになります。暦上の4年では365回x4ですが端数0.242199回x4≒1はほぼ太陽をもう1回見ることで暦上の4年と理想の4年結び付け、太陽を４周目したことになる。その1回太陽を多く見る日に割り当てられたのが今日の2月29日。うるう年を設けなくても1日は何不自由無いのですが1月が夏になるなど季節がずれていきます。人は1年を定義した場合決まった月に決まった季節が来るようにしたいのです。自転周期と公転周期が異なることで色々と大変なようです。

余談：
また1日は地球が1回転…　と説明が続きそうですが簡単ではありません。そもそも1日は太陽が同じ位置に戻るまでの時間と言うような感じで24時間と定義されます。一年は365日で365回転だから地球が1回転する時間と同じの様ですが実は地球は1年に「366回転」しているのです。

Presented by 並里義明建築研究所/ AYN