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2022年02月23日

地震発生確率、想定内、危険、安全どっち?

色々と地震マップも調べてみると面白い。統計的に分かりにくい表現、勘違いする表現、赤く緊張を与える表示。警鐘なので良いのだけれど少し過剰じゃないのか、精度が高すぎて設計側で配慮される増幅まで考慮され、見た目基準が足りてないような印象になるもの等様々。
https://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

地震は本当に人をあざ笑うかのように表れては去る。熊本での震度7が連続する地震、東北地震を誰が予測できただろうか。日本地震学会は東北地震で敗北宣言的な状況だったと言われている。当時の地震の発生状況の動画がある。このような突発的な動きを予測しろと言うのも無理がある中で懸命に研究をしている。
https://www.youtube.com/watch?v=QGH08OyQXg4

建物を安全割り増しても絶対に大丈夫とは言いきれず確率の話でしか解決しない。建物の強さを割り増した建物が倒壊するような再現周期の前に(間氷期を終え気温が下がり)積雪で壊れてしまうのではと言う冗談のようなスケールまである。実際は地震よりも防潮堤が必要となる率の方が高い気もする、しかしそれは現実から目を背けたくなる。

当該サイトの確率は周期的な話でいつ起こると言う順序では無いとしているので、まともな意見だけれども悪く言えば外れても数千年に1度と言う話で終わる。0.1%から3%と表示されていている地域でも過去に震度6強が記録されている地域もあるので。リテラシーに注意が必要。沖縄では30年以内に6%~26%だが数百年起きていない。

膨大なスケールの予測をどう活かすか。何万年と言うスケールだけ渡され、明日起きるかもしれない地震と意識できるだろうか。

結局のところ日本列島全域で数十万年の間に、いずれは大地震が来ると分かっている。そんな中でどう経済設計をするかとなると結局過去の統計に帰着する気がする。納得もしやすい。経済的余裕があり沖縄で雪が降るかもしれないので耐えられるように設計することが感謝されれば話は変わってくる。

ではその地震が沖縄で起きたとなったら一体どうなるのだろうか?相手が自然で数万年に1度と言う色々な状況が想定される相手に大丈夫と言い切れる人はいない。建物が完成するまでの多くのプロセスを含むこともあり。専門家であればなおさら謙虚になり、名言を避けるかもしれない。

不安だけの情報が多いので誤解を恐れずこのサイトに関して自分の知識から見てどうなのか、その話もしてみたい。その確率は建築基準法から見たら外れているのか想定内なのか、改正の必要性があるのかとても興味深い。

逆に改めて既存不適格の建物の改善の重要性に気付くかもしれない。


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp
※工事による迂回ルートのお知らせ。
http://namizato.jp/posts/post3.html


地震発生確率、想定内、危険、安全どっち?




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