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2022年03月05日

地震発生確率、想定内、危険、安全どっち? Part3

★誤り
2022年2月24日投稿の「地震発生確率、想定内、危険、安全どっち? Part2」における ★疑問点の震度6弱採用の可能性は無いことが分かりました。
本日恩師に私が熱弁して一緒に考えてくれましたが、綺麗に説明できなかったので論理に欠陥があります。

また、基準法で要求される地震の強さに関しても500年はもう一つ上の限界耐力設計で採用される値で基準法ではあくまで関東大震災規模を基本として想定し、300gal~400galとしていて、それ以上でもそれ以下でもありません。予測と比較するのも本来おかしい。

★J-SHIS Mapからみた基準法
でも比較したい。基準法は置いて、Part 2では沖縄で震度6強に耐えられない建物が出て来る話をしました。

ある論文において大地震を100年に一度程度と解釈してJ-SHIS Mapの立場から「30年震度6強以上の揺れに見舞われる確率の分布図」を見てみます。
https://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

そうすると沖縄で26%~100%に該当するのは与那国のごく一部面積5%程度です。私的に換算すると30~115年の間に震度6強が来るとしています。この部分だけが強いて言えば建築基準法を満足しないように見えます。何故なら100年以内に震度6強と言う沖縄にとっての大地震が来るからです。

台湾に近いこと、ある論文で指摘されていたことを考えると理解できる。

沖縄本島やその他の離島の海辺平野部は6~26%が分布しています。私的に換算すると115~500年の幅を持っているので100年に一度の大地震から外れる。

0.1~6%になると500年~3万年に一度の確率なので当然許容される。

★与那国に焦点を当てる
仮に震度6強が来た場合、この5%程度のエリアの与那国を見てみるとほぼ畑で一部集落があるものの高くて2階建の鉄筋コンクリート造の一次固有周期で700galを超える地震はそれなりに限定される。平家だとなおさら限定される。阪神淡路大震災と東日本大震災は同じ震度7でも建物の被害が多かったのは阪神淡路大震災で地震の持つ波の成分による。

これらの内容は比較的良いように解釈している。基準法解釈が明確でないため比較も適切ではない。確率の再現年数が長くてもどちらが先に起こるか、0%でない限り起こる。数千年、数万年日本全国大地震が起きてもおかしくないことを改めて書く。


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp


地震発生確率、想定内、危険、安全どっち? Part3





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