過去の記念動画連続再生
2017年03月22日
廊下や玄関ホールは必要ですか?
極端な言い方ですが廊下や玄関ホールは現代住宅には必ずと言っていいほどついてきますがこれは必ずしも必要なものではないことだということです。N型の形の計画もやろうと思えばできないことは無い一つの可能性を提示しています。
柔軟な計画とは経済的、土地の制約等色々な理由で小さな規模で計画する必要があるときに廊下や玄関ホール、対面キッチンは本当に機能的なのだろうか。
大きな建物を計画する時に廊下係数(廊下の面積/建物の面積)の話が出て来ますがデザインを意識しない限り小さい方が効率的に計画されたと言えます。
住宅は計画によっては廊下係数が0にすることも可能であるにもかかわらず小規模でありながら廊下の面積が多く占めているものをよく見ます。あの歩くだけのスペースは必要なのか?
玄関ホールは沖縄の昔の家には無いはずです。軒下空間、雨端(アマハジ)から直接入ることもありました。海外で靴を脱ぐ家も色々入りましたが上り框のような段差は存在せず見切りのみでした。あの段差は必要なのか?
対面キッチンは先輩設計士から聞いたのですがあれは一種の流行で客が好むからと言っていました。確かにあの料理の時にしか使われない占有スペースは小さな規模には勿体ないものとなります。
これまでは小さな規模には必ずしも必要でないのでは?と話しましたがでは大きければ必ず設けたほうが良いのでしょうか?
家の温かさについても話しましたが動線が機能的な2階建てを考えた場合玄関近くに階段を設けることになります。しかしこれは家族との会話が減少すると言われています。たかが建物ですが家族の親密度に影響を与えます。
この延長で廊下も似たような作用があり、プライバシーを確保する反面顔を合わさず外出が可能となるからです。
先祖の竪穴式住居から始まって発展した私たちの住居、小さい場合には見栄や固定観念にとらわれわざわざ親密度を欠き窮屈に住むより規模に合った最高の贅沢に気付くかもしれません^^
---並里義明建築研究所/ AYN---
http://namizato.jp
柔軟な計画とは経済的、土地の制約等色々な理由で小さな規模で計画する必要があるときに廊下や玄関ホール、対面キッチンは本当に機能的なのだろうか。
大きな建物を計画する時に廊下係数(廊下の面積/建物の面積)の話が出て来ますがデザインを意識しない限り小さい方が効率的に計画されたと言えます。
住宅は計画によっては廊下係数が0にすることも可能であるにもかかわらず小規模でありながら廊下の面積が多く占めているものをよく見ます。あの歩くだけのスペースは必要なのか?
玄関ホールは沖縄の昔の家には無いはずです。軒下空間、雨端(アマハジ)から直接入ることもありました。海外で靴を脱ぐ家も色々入りましたが上り框のような段差は存在せず見切りのみでした。あの段差は必要なのか?
対面キッチンは先輩設計士から聞いたのですがあれは一種の流行で客が好むからと言っていました。確かにあの料理の時にしか使われない占有スペースは小さな規模には勿体ないものとなります。
これまでは小さな規模には必ずしも必要でないのでは?と話しましたがでは大きければ必ず設けたほうが良いのでしょうか?
家の温かさについても話しましたが動線が機能的な2階建てを考えた場合玄関近くに階段を設けることになります。しかしこれは家族との会話が減少すると言われています。たかが建物ですが家族の親密度に影響を与えます。
この延長で廊下も似たような作用があり、プライバシーを確保する反面顔を合わさず外出が可能となるからです。
先祖の竪穴式住居から始まって発展した私たちの住居、小さい場合には見栄や固定観念にとらわれわざわざ親密度を欠き窮屈に住むより規模に合った最高の贅沢に気付くかもしれません^^
---並里義明建築研究所/ AYN---
http://namizato.jp
Posted by 並里義明建築研究所 at 15:29│Comments(0)
│家づくりに関する知識