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2022年04月17日

弾性座屈と歩行補助具

建築は総合芸術ですね、いつもそう思います。分野が広すぎて遊ぶところが多すぎる。
それを支える工学も本当に美しいですね^^
数日私は座屈病に侵されていました。まだ完治はしていませんがそのことばっかり数日考えていました^^寝るときそのことを考えながら寝るのが楽しいと言う病状です^^

色々ネット検索すると面白いものを発見するものです。「弾性座屈現象を利用した歩行補助具について」なる論文がヒットしました。

pdf.ファイル:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssdj/41/4/41_KJ00007026606/_pdf

弾性座屈の荷重を知れば足りる建築の世界ではその変形がどのようになるかと言う研究はあまり活発でないように思われます。しかし上記の論文の様な応用的な使い方建築でも使われる可能性が無いことも無いのだと気付かされました。

上記の論文では荷重反力が座屈後に1/3程度に落ち込むような挙動を示しているグラフもあり過去の投稿、「柱とΠ Part4」との関連性が出ているような気がしました。
https://namizato.ti-da.net/e12202807.html
この投稿の後色々と調べ「ポテンシャルエネルギー」等で詳細に研究しているものもありました。それによるとはらみは初期段階では発生せず、突然発生すると言うモデルが基本となっています。結局直接的な私の知りたい座屈起因は隠れています。まるで1/0の値を探しているのかもしれませんね^^非常に面白いので今後も発作が起きるかもしれません^^

色々言葉の誤解はありますが言いたいことは、弾性座屈は変形が大きいことを差し、上記の論文で示されるように塑性等の破壊とは話が違い、力を取り除くと元の形に戻ります。

一般的に座屈と言う印象は材料が破壊し機能しないような印象を与えます。しかし別で調べたのですが、厳密には、弾性座屈の事を座屈と言い、塑性して壊れるような座屈は本来座屈と呼ばないようです。でも一般的に圧縮材の破壊を座屈と言う言葉で扱われる専門書は多くあります。面白いですね^^


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp


弾性座屈と歩行補助具



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Posted by 並里義明建築研究所 at 10:20│Comments(0)柱とΠ(円周率)の話
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