螺旋形状

並里義明建築研究所

2015年04月02日 14:14

渦巻きは幾何学上螺旋の内に入る。
螺旋はいたるところに存在する単純化されたものにテープやロールケーキひらがなの”の”。台風だって渦だ。ラーメンの器のレリーフも中華の渦が連続していたり、そのなるとも問題だ。銀河系だって渦だし。土偶にも渦がかたどられ、古代ギリシャでもイオニア式の柱は渦巻き。バロック建築では螺旋の柱がが多用されている。卍も渦からきているといわれている。宇宙は渦だと完結する本まである。その理由は様々だがオカルトの世界でも人とは渦といったり。例を挙げればきりがない。この物理世界で見かける幾何学形状から古代の人たちはヒントを得たのか単純にアンモナイトの化石を見つけたのか、渦が古代から使われ続けたのは不思議。
 
螺旋形状の平面は見る分にはおもしろいが扱うのが少し難しい。何故ならその辺の何処をとっても円ではないからだ。一点一点曲率が異なる。実際の現場では円に近似したりする。このレンガの位置出しはどうやってやったのか興味深い。単純にドラム缶にひもを巻いて終端の棒で地面に跡を付けそれを引っ張りながら開いていくと螺旋が現れる。厳密には異なるが。。

Commented by 並里義明建築研究所/ AYN


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