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2022年10月29日

本日のヘリテージマネージャー講習会、沖縄の石造アーチ曲線

本日も楽しく知らないことを学ぶことができました。
本日は㈱国建常務取締役 平良啓氏、㈱真南風代表取締役 高良倉行氏、沖縄国際大学教授 上原靜氏を講師に招いて行われました。

本日も色々とお話を聞くことができました。
幾何学好きの私が興味を持ったのは2番バッター、高良先生の講義の中の石造拱門に関する調査。

琉球の門は大きくまぐさ型、単心アーチ型と楕円(3心円弧)型の門があり、最後の分類が楕円なのか3心円弧なのかと言う話。見ていて3心円弧にしか見えなかったので確かめることにした。

楕円だとの主張が正しいと仮定すれば縦に引き延ばせばある時点で半円に一致する。
気になった三つの門だけ確認してみた。結果として楕円が正しいと思えるような結果となった全てを検証してはいないけれど、

楕円だと仮定した場合の先生から頂いた資料の内の3心円弧の内容だけ数値のみ抜粋して楕円の諸数値を出してみた。紐の長さは独自に出している

楕円は二つの釘にある長さの紐を張った状態で描くことができる。今回は焦点距離2c分釘を離し、示された紐の長さで現況の楕円と基本となる曲線が描けるということになる。

最後の上原先生の話では誇れる話を聞いた。なんと沖縄の石造の城壁は日本本土より100年程先行していたようだ。日本本土の城郭立地の流れなど色々歴史的な背景がそうさせたようだ。

各参照:
座喜味城二の郭 石造アーチ門
Twitter: JCさんのZakimi Castle 座喜味城
旧崇元寺第一門
https://bunkaisan.exblog.jp/30927736/
首里城歓会門
https://kattblog.com/shuri-jou/
楕円関係式
https://rikeilabo.com/ellipse


並里義明建築研究所/ AYN Architect Yoshiaki Namizato
http://namizato.jp


本日のヘリテージマネージャー講習会、沖縄の石造アーチ曲線



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Posted by 並里義明建築研究所 at 21:41│Comments(0)ヘリテージマネージャー関連雑談
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