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2015年06月29日

TOSHIBAの源流の確かな技術

Toshibaとは何の関係もありませんが動画に感動したので紹介します。

皆さんおなじみの通り東芝は売上高が国内2位と大変大きな会社です。海外でもその知名度は日本人を誇らしげにします。ニューヨークのタイムズスクエアーにも目立つところに看板があり、年末のカウントダウンでは必ず目に入る場所です。

そんな大きな東芝ですが1893年に東芝製作所ができるのですが、その前身は1882年設立の田中製作所で、その前は名も無い田中久重が1875年に設立した工場だったのです。場所は銀座なので大した工場です。

これだけの大きな組織の源流は田中久重になるのです。彼は東洋のエジソンと呼ばれ当時鎖国の日本において西洋に匹敵するほどの技術を持っていました。そんな彼の集大成として1851年に作ったのが万年時計です。

余りの複雑さに当時彼の独創的アイディアは謎に包まれていました。それを現代の凄腕技術者100人を投入してようやく解明に至ります。

この万年時計の特徴として後に大量生産で30日持続するゼンマイ時計が出たような時代にゼンマイで1年を持続させる機構があります。そして一般の時計、天球儀を含め7つの機能を持っていることです。天球儀に関しては京都からの太陽と月の位置を冬至、春分、夏至を考慮してしめします。この複雑な機構を機械仕掛けで行うなどかなり斬新な手法が必要なものばかり。

このほにも真似しようのない、他に例のない分野に関して自力で新しいアイディアを持込みそれを実現した久重の技術者としての態度には非常に感銘を受けます。クリエイティブな開発に携わっている方には是非見て頂きたい動画です。1時間と長いのですが^^

Commented by 並里義明建築研究所/ AYN





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Posted by 並里義明建築研究所 at 14:09│Comments(0)AYN自然科学
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